青の投資コラム

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101.いまこそ自社株買い(2020年2月28日)

新コロナウィルスの発生で、日本株は世界の株式同様に大幅に下落し続けています。実際、これから多くの企業で業績下方修正が行われると思います。さらに翌期の業績もマーケットコンセンサスを下回ると思います。病気は人間が完全に克服できない困難の一つです。宗教心は無いものの、神の存在を感じます。


新コロナウィルスがいつ収束するか分からないため、企業経営者は手許現金を厚めにしておきたいと思います。しかしそれを考慮に入れても、キャッシュがあり過ぎる会社もあります。今こそ、自社株の時と思います。新コロナウィルスの影響は一時的なもので、それが抑えられれば、体力のある企業であれば業容が戻ってきます。業績は戻ります。


キャノンはこの状況で自社株を行うことを今週、発表しました。これまでも自社株を継続してきています。良いタイミングです。大企業・有名企業の経済団体である経団連では、「株価がここまで下がるとは思わなかった」などと驚いているのではなく、会員の企業に自社株買いを推奨することがその役割に相応しいと思います。


自社株買いで相対的に低株価で購入できれば、より多くの株数を取得できます。また投資家も自社のことを十分に知っている会社が自社株買いを行えば、落ち着きます。狼狽的なパニック的な売りを抑えることができます。不必要に株価を下げる必要はありません。あまりにも株価が下がると無理な要求するファンドも出てきます。彼らは短期にのみコミットし、長期的な発展には寄与しません。


自社株買いは配当と異なり、継続性が要求されません。そのため、今後の資金計画に影響を与えません。キャッシュに余裕のある会社は今こそ、自社株買いを薦めます。