青の投資コラム

青の投資コラム 

 


110.企業環境の変化で見えるキャッシュの意味(2020年4月2日)

コロナウィルスがもたらした世界経済の停止の中、キャッシュの価値が極めて高まっています。売上高がゼロになる、またはゼロに近づくと、固定費が残り、赤字の金額が極めて大きくなります。トヨタのように財務内容の良い会社でもさらにキャッシュを確保しようとしています。


最近まで企業はキャッシュを持つことを批判されてきました。低金利の中、それは少しの利益しかを生まないことから、株主価値を破壊しているということまで言うファンドマネジャーもいました。正確には利益を全く生んでいないわけではなく、また何かあった時のリザーブの意味もあることから、破壊まで行かず、株主価値を高める余地が残るということだったと思います。


現在、キャッシュがあるかないかがその企業の生存を決めるビジネスゲームになっています。わずか数カ月で、大きくゲームのルールが変わりました。


この経済混乱を終われば、よりキャッシュのある会社の業容の回復が早く、速いと思います。キャッシュをアクティビストに狙われる水準以下に抑え、株価を相対的に高く維持できた会社もあります。